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躍動感あふれる武者絵で一世を風靡し、どのジャンルを描いても一級品を生み出した歌川国芳(1797~1861年)の作品約220点を紹介する「浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」(産経新聞社など主催)が18日から、京都市京セラ美術館(同市左京区)で開催される。
中国の北宋を舞台に腐敗した権力に立ち向かう「水滸(すいこ)伝」の豪傑を描いた浮世絵が出世作となった国芳。「宮本武蔵と巨鯨」など、日本史の英雄を描いた連作でも圧倒的な人気を得る。
会場には映画や舞台を見ているかのような心揺さぶる武者絵が並び、奇想天外な怪物や妖怪が随所に登場。卓越した描写力は現代の漫画に通じる。
生粋の江戸っ子だった国芳は美人画に定番の芸者や遊女ではなく粋な町娘を描き、風景画を描かせれば西洋画法を学び取って斬新な景色を見せる。国芳が愛した猫や、人で人の顔を描いたユーモラスな作品、国芳の作品を使った3面没入映像のコーナーもあり、飽きさせない。
監修する福島県立美術館の月本寿彦学芸員は「エンターテインメントに徹した娯楽映画のように分かりやすい国芳ワールドを、より分かりやすく楽しめる展示にした」と話す。
9月23日まで。開館時間は午前10時~午後6時(入場は5時半まで)。月曜休館(祝日は開館)。料金は一般1900円など。詳しくは公式サイトまで。