
俳優の賀来賢人とデイヴ・ボイル監督が28日、都内で行われた映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』のジャパンプレミア試写会に登壇した。本作は、世界的ヒットを記録したNetflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』を成功させた二人が設立した新会社「SIGNAL181」の第1弾プロジェクトである。会場には主演を務める俳優の穂志もえかも姿を見せ、クリエイターとしての信頼関係が築かれた貴重な舞台裏を明かした。
賀来がプロデューサーとして企画を牽引し、ボイル監督が脚本と監督を兼任する本作は、完全オリジナルのストーリーで構築されている。キャスティングについて賀来とデイヴ・ボイル氏は、「本作の主人公は, 穂志さんの名前しか出なかった」と語り、彼女の才能に絶大な信頼を寄せていたことを明かした。これを受けた穂志は、少し照れくさそうな笑顔を浮かべながら、自身のもとに届いた驚きのオファーの経緯を振り返った。
当時の状況について穂志は、「私、当時フリーランスだったんです。SNSに『問い合わせはこちら』みたいなアドレスを公開していて。そこに『賀来賢人のマネージャーです』ってメールが届いて、『実はこういう企画を今考えてまして、お願いしたいんですが』っていう具体的なオファーがたいて。びっくりしたんですけれども、実際お会いしてみて、私も『この人たちと作りたい』って思いながら帰りました。まだ台本とかなったんですけど、『よしっ!楽しみだ!』って」と語り、当時の高揚感を表現した。
穂志が『SHOGUN 将軍』で世界的に注目を浴びる前のタイミングでの打診であったことに、本人も驚きを隠せなかったという。しかし、初対面の場で交わされた熱意溢れる対話が、彼女の出演への決意を決定づける大きな要因となった。台本が未完成の段階でも「この人たちと作りたい」と思わせる製作陣の情熱が、今作の根幹にあることを改めて示した。
6月5日の日本公開に向けて、会場は新作への期待と熱気に包まれた。登壇した三人は終始和やかな雰囲気を見せ、作品のクオリティに対する確固たる自信を覗かせていた。国境を越えたエンターテインメントを目指す彼らの新たな一歩は、日本映画界に新鮮な風を吹き込むことになりそうだ。