
立憲民主党東京都連の会長選が15日夜に投開票され、武蔵野市議の川名雄児氏(66)が蓮舳参院議員(58)を破り当選した。都連を巡っては国会議員中心の執行部運営に地方議員から不満が噴出しており、川名氏は記者団に対し、「立民が草の根から変わる象徴になる」と述べ、「国会議員と地方議員は主従の関係ではない。同じ仲間だ」と強調した。
川名氏は自身の勝利について、「都連と立憲民主党の現状に不満を持っている自治体議員の仲間がたくさんいたということだ」と説明。「『立民を立て直したい』『再生しないといけない』『最初の頃の熱気に戻りたい』という人がこれだけいたことに驚いている」と語った。
また、「いつ決まったのか分からないものを、上から押し付けてくるような印象があった。自治体議員も党員も国会議員も一緒になって運営していくフラットな関係をつくらないと都連はだめになる」と指摘し、「みんなで一緒にやっていく『チーム都連』で頑張りたい」と意気込んだ。
今後の選挙戦略について川名氏は、「人気のある人が応援に行く選挙スタイルではなく、『立憲民主党だからいい』と思ってもらえるイメージをつくるのが最初だ」と説明。「自治体選挙は、自治体議員自身が『何が必要か』を知っている。意見を聞いて、全員当選できるよう頑張りたい」と述べた。
さらに、「これから蓮舳さんにも相談させてもらいたい。一つにまとめていきたい」と、敗れた蓮舳氏との協調姿勢を示した。
都連執行部による公認権運用の不満については、「その声はたくさん聞いている。そういうことは絶対あり得ない取り組みをしていきたい。公認権は一番大切だ。取引条件にしない。今回、私を応援しなかった人にも同じように対応していく。ノーサイドでやっていく」と述べた。
国政に関しては、「国政マターの話だが、立民が立ち直らない限り、話もできない。まずは自分たちがしっかり当選して、党自体を立て直したい」と述べ、地方議員の結束を優先する考えを示した。
中道との違いについて問われると、「その意見はすごく聞いている。国会議員は『中身は変わっていない』と言うが、やはり伝わり方は違うと思う。初心に戻り、党の綱領に書いてあることを進めていきたい」と答えた。
最後に川名氏は、「立民が草の根から変わる象徴になるのかなという印象を持っている。国会議員と地方議員は主従の関係ではなく、同じ仲間だ」と改めて強調。「まずは相談していきたい。都連が一丸になれるよう協力をお願いしたい。蓮舳さんにも今後も協力していただきたい」と述べ、自身の勝利について「私が思っている以上に大きかった。こんなになるとは思わなかった」と驚きを語った。