
福岡県は18日、令和5~7年度に開いた講演会での講師謝礼金について、実際の講演時間に実態の伴わない打ち合わせ時間などを加算して算定していたと発表した。規定額は原則1時間当たり最大9000円だったが、1時間弱の講演で10万円を支払ったケースもあった。担当者は「先に決めた金額に合うように不適切に事務処理していた」と説明した。
一連の講演会は、人と動物の健康や環境の健全性を一体的に考える「ワンヘルス」がテーマで、大学教授らを招聘。獣医師の県議も登壇し、10万円を受け取っていた。
計26回の実施で、謝礼金は計約130万円に上った。
規定では算定の際に打ち合わせや資料作成時間も含むことになっているが、正確な時間について講師側に確認していなかった。
服部誠太郎知事は記者団に「県民から疑念を持たれることがないように見直し、改善を図る必要がある」として、ワンヘルス以外の講演会も含めた実態調査を行う考えを示した。