
フォルクスワーゲングループのソフトウェア子会社CARIADは、EVの動力制御を担う「パルスインバーター」を初めて自社開発した。同社は新しい小型EVシリーズ「エレクトリック・アーバン・カー・ファミリー」にこれを搭載すると発表した。
対象モデルはフォルクスワーゲン『IDポロ』、CUPRA『ラバル』、シュコダ『エピック』の3車種。インバーターはフォルクスワーゲングループ・コンポーネンツが設計し、グループのソフトウェア子会社CARIADが開発したソフトウェアで動作する。
インバーターはバッテリーが出力する直流(DC)を、モーターが必要とする交流(AC)に変換する装置だ。アクセルを踏んだ瞬間から、どれだけ効率よくエネルギーを動力に変えられるかを決める「電動ドライブの頭脳」とも呼ばれる。
トヨタ自動車に次ぐ世界2位の独フォルクスワーゲン(VW)が、グループのソフトウェア子会社CARIADを中心に電動化技術の内製化を進めている。パルスインバーターの自社開発は、EVの中核技術を自前で確保する戦略の一環だ。
この技術は今後のVWグループのEV展開において重要な役割を果たすとみられる。VWは電動化シフトを加速しており、新型EVへの初搭載はその象徴的な成果の一つだ。