
カワサキが最新のスーパースポーツ「ニンジャZX-10R」および「ニンジャZX-10RR」を発表した。先代モデルから空力性能を中心に大規模なアップデートが施され、ストリートからサーキットまで幅広いシーンで活躍するフラッグシップモデルとして、さらなる進化を遂げている。
最大の変更点はフロントカウルとウイングレットの形状だ。新開発の空力パーツは高速走行時のダウンフォースを大幅に向上させ、コーナリング中の安定性と加速時のトラクションを高める。カワサキのエンジニアは「風洞実験と実走テストを繰り返し、空力効率とスタイリングの両立を追求した」と語る。
エンジンは排気量998ccの水冷4気筒を継承しつつ、吸排気系と燃焼室形状を最適化。最高出力はZX-10Rで約203ps、ZX-10RRではレース用キット装着時に約214psを発揮する。最大トルクも向上し、低回転域からの扱いやすさも改善された。
電子制御面では、6軸IMUをベースにしたコーナリング管理機能が進化。トラクションコントロール、スライドコントロール、エンジンブレーキ制御などがより緻密に調整可能になった。また、フルカラーTFTメーターにはスマートフォン連携機能が追加され、走行データの記録やルート案内が行える。
「ニンジャZX-10R/ZX-10RR」は、公道でのスポーツ走行からサーキットでのレース使用まで、ワンランク上のパフォーマンスを提供する。価格はZX-10Rが約237万円、ZX-10RRが約284万円(いずれも税込み)。カワサキはこのフラッグシップを通じて、二輪車の可能性をさらに広げる構えだ。