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鈴木憲和農林水産相は16日の閣議後記者会見で、農作業中の熱中症による死亡事故が増加していることを受け、安全対策を強化するよう注意を呼びかけた。
全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)が4年に1度実施する「農作業事故」調査で、年間件数の推計値が9万件に上り、前回調査から2万件増えたことが11日に公表された。
農水省の「農作業の死亡事故調査」でも2024年の死亡者数は前年比51人増の287人に達した。特に5~9月の期間では前年から52人増え、そのうち21人が熱中症によるものだった。
鈴木氏はこれらの調査結果を受け、「農作業での熱中症を含めた夏季の安全対策が急務」と強調し、「作業の省力化、軽労働化への転換をはかる補助事業の活用を進めている」と説明した。
農水省は2026年度から7~9月を「夏の熱中症対策声かけ期間」と定め、農業者への直接的な注意喚起を強化する。地域ごとに有志による「声かけ隊」の募集も開始している。
鈴木氏は「飲料、農機メーカーなど民間企業の協力も得つつ、普及組織、農業団体、農業高校など全国の関係機関を挙げて活動が盛り上げられるよう、農水省が先頭に立って取り組んでいく」と述べた。