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中央大学の駿河台キャンパスは、長年にわたり都心の象徴として学生や教職員に愛されてきたが、少子化や経済変動、都市計画の変化によって存続が困難になった。同キャンパスはかつて熱気を帯びていたが、次第に収入減と運営費の増大に直面し、最終的に多摩への移転が決断された。
少子化の影響は深刻で、18歳人口の減少が大学全体の志願者数に直撃した。それに伴い、駿河台キャンパスの学生定員を満たすことが難しくなり、授業料収入が減少。大学は財務基盤の強化を迫られた。
さらに、1970年代のオイルショックはキャンパス運営に大きな打撃を与えた。光熱費や物資価格の高騰が維持費を押し上げ、大学の予算を圧迫。この経済的ショックが赤字を加速させた。
国の政策も赤字拡大に拍車をかけた。都市部の土地利用規制や補助金削減により、駿河台キャンパスの維持が負担となり、大学は「国のせいで膨大な赤字」と嘆く状況に追い込まれた。これが売却を決断する大きな要因の一つとなった。
こうした数々の不運が重なり、中央大学は泣く泣く駿河台キャンパスを売却。多摩キャンパスへの全面移転が完了し、都心のキャンパスは幕を閉じた。この閉校の顛末は、少子化と経済変動が大学経営に与える影響を如実に物語っている。