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杉並区長選、現職vs自民系新人の代理戦争 元職と新人も激しい票争い

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Mika Nakamura
政治 - 24 6月 2026

28日に投票、29日開票が行われる東京都杉並区長選は、無所属現職の岸本聡子氏(51)に、いずれも無所属で、新人の元区議、大和田伸氏(45)=自民推薦、新人で国際ビジネスコンサルタントの増田義彦氏(68)、返り咲きを狙う元職の田中良氏(65)の3氏が挑む構図となっている。選挙戦では与野党の国会議員が候補者の応援に入るケースも目立っており、各陣営のつばぜり合いが熱を帯びている。

区長選が告示された21日午後、JR阿佐ケ谷駅前(同区)は熱気に包まれていた。同日告示された区議補選に共産党から立候補した女性候補の応援に同党の山添拓政策委員長が駆け付けていたからだ。山添氏は応援演説で区長選に触れ、「岸本聡子さんをもう一度区長にみんなの力で押し上げようではありませんか」と声を張り上げた。

その1時間後、同じ場所でマイクを握った岸本氏は対照的だった。共産のみならず、政党色を封印する岸本氏。前回選では共産などの推薦を受けたが、今回は特定の政党の推薦を受けずに選挙戦を展開する。再選には無党派層の取り込みが欠かせないとみている岸本氏は街頭演説で「(区民に対し)さまざまな参画のチャンネルを作ってきた」と看板政策でもある「対話の区政」の実績を強調。「当たり前の民主主義の手続きをしっかりと杉並区でこれからもつくっていきたい」と熱弁し、会場からは拍手が湧き起こっていた。

とはいえ、岸本氏を自主支援する共産都委員会が距離感の近さをアピールしているだけに、「共産色」の封印は一筋縄ではいかないようだ。陣営幹部の一人は「なるべく表立っての応援は避けてほしいとお願いしている」と話す。

一方、27年ぶりに自民党の推薦を受けて立候補した大和田氏は組織をフル回転させて票の掘り起こしを進めている。岸本氏の街頭演説の1時間後に行われた大和田氏の第一声には自民の門寛子衆院議員や朝日健太郎参院議員らが応援に駆け付けた。地方議員らも姿を見せ、結束をアピールした。

大和田氏は岸本氏について、「区民に寄り添う政治ができていない」と批判。「今の杉並区政でもない、前の杉並区政でもない新しい杉並区政をつくっていく」と必死の形相で訴えた。

懸念材料もある。「岸本区政には目立った失点がないのは否定できない。区長選の関心が低いのも気がかりだ」と、ある自民党関係者はこぼした。

共産が自主支援する現職と、自民系の新人の争いがさながら「代理戦争」の様相を呈する中、虎視眈々と区政の奪還を目指しているのが「完全無所属」をアピールする田中氏だ。

区長時代の実績を強調するとともに、岸本区政への批判票の掘り起こしに力を入れている。告示日の21日夕、JR荻窪駅近くの商店街を練り歩いた田中氏は、区政の課題とされる待機児童の増加などを念頭に、住民らにこう支持を訴えかけた。「岸本区政であらゆる分野の数字が後退している。こんな区政は立て直さなければならない」。田中氏の陣営は3期12年の区長を務めた知名度も生かして浸透を図る考えだ。

4氏が競り合う区長選で「台風の目」と目されているのが増田氏だ。民間企業の経営にかかわった経験を持つ増田氏は街の緑化推進を通じた区の財政基盤の強化を掲げる。21日午後、JR高円寺駅周辺でマイクを握った増田氏は、「今必要なのは稼ぐ力をつけることだ。稼ぐ力をつけなければ暮らしを支える行政サービスは続けられなくなってしまう」と語った。産経新聞の取材には、「各候補者が税収の使い道を訴える中で、『稼ぐ力』をつけることをアピールすることで独自色を出せる」と話した。

こうした動きに他陣営は異口同音に危機感をあらわにする。ある陣営の幹部も無党派層に増田氏がどこまで浸透するかは未知数だと話す。「(増田氏が)どのような層に食い込むか見通せない」と漏らした。(星直人)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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