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大手芸能事務所に所属せずライブハウスなどを活動拠点とする「地下アイドル」の男性版、「メンズ地下アイドル」(メン地下)の一部グループで、女性ファンへのキスなど過度な身体接触が横行している。風営法違反の疑いが指摘されるが、「アイドル活動」は規制の対象外で法適用は困難とされる。悪質ホストクラブ問題を受けた改正風営法が施行されてから、28日で1年。専門家は「抜け穴になっている」と対策の必要性を訴える。
昨年12月、東京・新宿の歌舞伎町にあるライブハウスは、公演終了後も100人を超える女性たちでにぎわっていた。メン地下メンバーがステージから降り、ファンと直接交流する時間が設けられ、ハグや頬へのキスなどが日常的に行われていた。
こうした行為は、風営法が禁じる「接客接待」に該当する可能性がある。しかし、同法は「興行」としてのライブ活動を規制対象外としており、アイドルとファンの交流は「ファンサービス」の範疇と解釈されるため、取り締まりは困難だ。
改正風営法は悪質ホストクラブによる高額請求や売掛金問題を受けて強化されたが、メン地下のような新たな形態のサービスには対応できていない。専門家は「抜け穴になっている」と規制の枠組みから漏れる実態を指摘する。
現状を踏まえ、専門家はアイドル業界にも適用可能な新たな規制や自主ルールの必要性を訴えている。ファンサービスの線引きも難しく、今後の議論が求められる。