t>

AIサーバーの需要急増を背景に、太陽誘電の株価が1年で8倍へと跳ね上がっている。同社はサーバーに不可欠なMLCC(積層セラミックコンデンサ)で高い技術力を誇り、その恩恵を大きく受けた形だ。
太陽誘電は中期計画で事業構造転換を推進してきた。佐瀬克也社長は「AIデータセンター向けの需要が私たちの成長を加速させている」と語り、従来の事業からのシフトを明確にした。
MLCCに加え、同社はインダクター(誘導子)の拡大戦略も打ち出している。30年度に向けてインダクター事業の強化を掲げ、新たな成長ドライバーと位置づける。
佐瀬社長は「インダクターはMLCCと同様に重要で、AIサーバーの性能向上に不可欠だ」と強調。既に量産体制を整え、顧客からの引き合いも強いという。
太陽誘電は、AI需要の旺盛な伸びを追い風に、MLCCとインダクターの両輪でさらなる成長を目指す。株価の上昇は市場の期待を反映したものと言えるだろう。