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オーストラリアのアルバニージー首相は6日、訪問先の南太平洋の島国フィジーでランブカ首相と会談し、相互防衛条約に署名した。どちらかの国が攻撃を受けた場合、互いに支援することを取り決め、両国は同盟を結んだことになる。ロイター通信が伝えた。
豪州が同様の条約を結ぶのは、米国、ニュージーランド、パプアニューギニアに次いで4カ国目。フィジーにとっては、初めてとなった。太平洋諸国に対しては中国が安全保障をはじめ経済協力でも影響力を増しており、豪州としてはインド太平洋地域で中国に対抗する意味がある。
豪州は先月29日、南太平洋のバヌアツとも、安全保障や開発に関する協定に調印した。アルバニージー氏は「バヌアツが自国の領土をいかなる外国の軍事基地やインフラにも使用することを許さないという主権的決定を要約したものだ」と説明している。(岩田智雄)
今回のフィジーとの同盟は、太平洋地域での中国の影響力拡大に対抗するオーストラリアの戦略の一環とみられる。両首脳は会談後、共同声明を発表し、地域の安定と安全への協力を確認した。
アルバニージー首相は今週、フィジー訪問後、パプアニューギニアや東ティモールなど他の太平洋島嶼国も歴訪する予定。中国の経済支援や軍事的プレゼンスが強まる中、豪州は伝統的な同盟関係を強化し、太平洋地域での主導権維持を目指している。