t>

北朝鮮国営メディアは11日、軍総政治局のパク・ヒチョル前組織副局長が在職中に職権を悪用し、巨額の賄賂や国有資金・物資を受け取った「特大型汚職」の罪で最高裁から刑罰を宣告されたと報じた。刑罰の詳細は明らかにされていないが、同裁判所は不正を厳しく断罪したと伝えている。
金正恩朝鮮労働党総書記は10日に平壌で開かれた党・政府・軍の合同会議で「党と人民が軽蔑する不正蓄財を摘発、排除すべき責任者が汚職の主犯になった」と指摘。さらに党に背く「政治的犯罪だ」と糾弾し、全幹部に対し規律の徹底順守を求めた。
11日は中朝友好協力相互援助条約の締結65周年の節目にあたるが、北朝鮮ではこの汚職事件の報道がトップニュースとして扱われた。国営メディアは事件の重大性を強調し、金正恩氏の指導下での綱紀粛正を印象づけた。
報道によると、この汚職は4年間にわたって続いていた。今年6月に開かれた党の重要会議で疑惑が初めて公表され、その後調査が進められていた。
本記事は共同通信の情報に基づく。金正恩氏は会合で、幹部らが自ら汚職の主犯となることは党の存立を脅かすと警告し、今後の取り締まり強化を約束したとみられる。