t>

戦争や歴史に翻弄され、一時は絶滅寸前となった幻の犬「美濃柴犬」。その希少な命を未来へつなぐため、岐阜県立大垣養老高等学校の生徒たちが奮闘しています。
全国にわずか300頭ほどしかいないとされる「美濃柴犬」は、太平洋戦争中の食糧難や空襲により頭数が激減。戦後も純血種の保護が進まず、絶滅の危機に瀕しました。
こうした状況を憂いた同校の生徒たちは、「美濃柴犬研究班」を結成。遺伝的多様性の維持や繁殖計画の立案に加え、地域住民への啓発活動にも力を注いでいます。
研究班のリーダーを務める3年生の男子生徒は「美濃柴犬は岐阜の誇るべき文化遺産。絶やさず次世代に残したい」と意気込みを語ります。指導教員も「生徒たちの熱意に押され、学校全体で支援の輪が広がっている」と目を細めます。
地元では美濃柴犬の認知度向上を目的としたイベントも開催され、保護活動への理解が少しずつ浸透。研究者らは「高校生の活動が、絶滅危惧種保存のモデルケースになる可能性がある」と期待を寄せています。