
トランプ米大統領は6日、14~15日に予定される訪中と米中首脳会談の前に、イランとの恒久的戦闘終結合意が成立する「可能性がある」と述べた。米公共放送PBSのインタビューで表明した。米メディアは合意が近づいていると報じる一方、イラン側は早期合意に否定的な見方を示している。
トランプ氏はインタビューで、イランとの戦闘について「終結する可能性が非常に高い」と主張。合意に至らない場合は「再び徹底的に爆撃する。とてもシンプルだ」と警告した。
複数の米メディアは6日、米イランが戦闘終結の基本合意に近づきつつあると報じた。CNNテレビは、イランが7日にも米国が示した案に回答する見通しだとしている。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、協議が来週にも仲介国パキスタンの首都イスラマバードで始まる可能性があると伝えた。
一方、イラン革命防衛隊に近いタスニム通信は6日、情報筋の話として、戦闘終結に向け米国案には「受け入れがたい内容」が含まれていると指摘。米国側が期待する早期合意には否定的な見方を示した。
ダニエル・シャピロ元米国防次官補代理(中東担当)は6日、X(旧ツイッター)で、「戦闘の決着がつかないか、再び激化した状態でトランプ氏が北京入りすれば、首脳会談での立場や交渉力はかなり弱くなる」と指摘。イラン側もそれを理解しているからこそ、米国の希望通りに交渉が進んでいないと推測した。
米中央軍は6日、オマーン湾でイラン船籍の石油タンカーを攻撃し、航行不能にしたと発表した。タンカーはイランの港湾に向かっており、米軍の警告に従わなかったためとしている。