荒廃した都市公園が半年でマウンテンバイクパークに再生、愛好家の協力で全国から視察

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Mika Nakamura
政治 - 11 May 2026

山梨県市川三郷町で、大人の背丈ほどの草木が生い茂り利用者がほとんどいなかった約6・2ヘクタールの町立大型都市計画公園「市川公園」が、わずか半年でキャンプなども楽しめる総合マウンテンバイク(MTB)パークに生まれ変わった。同町とともに再生を手がけたのは、各地でMTBコース整備を行う普及促進団体。新たなレジャー施設の誕生にとどまらず、寂れた都市計画公園の再生モデルとして行政からも注目を集めている。

「朝9時半のオープン直後に入場したんですけど、まだ帰りたくないっていうですよ」。日曜日の午後3時ごろ、小学4年生の男児が夢中になってレンタルした電動アシスト機能付きMTBでコースを猛スピードで下る様子を、母親がうれしそうに見守っていた。

10月に市川公園は9本のMTBコースを備えた施設としてリニューアルオープン。約1カ月で千人超が来場するなど人気は上々だ。来場者からは「インストラクターが基礎から教えてくれるので初心者や子供も安心だ」との声が聞かれる。

指定管理者となった「YAMANASHI MTB山守人」は、これまで県内の南アルプス市や甲府市などでMTBコースを整備し、北海道などでもコース開設に取り組む全国トップクラスの実績を持つ。代表の弭間亮さんは「MTB普及のための新たな拠点とすると同時に、地域の活性化につなげたい」と語る。紅葉など県内有数の景勝地である四尾連湖へのサイクリングロード入り口としても活用できる絶好の地の利もある。

市川公園は標高300メートルの丘陵をそのまま活用した施設で、展望台やテニスコート、バレーコート、中央広場、子供の遊戯施設を備えていた。43年前に整備されたが、利用者減少や町財政の悪化で手入れが限定され、ここ20年ほどは遊具が使えないほど草木が生い茂り荒廃が進行。テニスコートは草が全面を覆い、審判台があることでかろうじてコートとわかる状況だった。

今年4月、山守人と同町などが再生に着手。エンジン式刈払機などで雑草や通路側に張り出した枝を刈り取り、公園らしさを徐々に回復させた。弭間さんは「少人数だがほぼ毎日工事に入り、コースなどを整備し10月のリニューアルオープンに間に合わせた」と振り返る。

高所作業車が必要な工事など一部は建設会社に依頼したが、週末にはMTB愛好家らが集まって作業するなど、まさに手作りでの公園再生だった。

国内の中山間地域では整備が行き届かない森林や鳥獣被害などの課題が多く、MTBを切り口に里山に人を呼び込む環境保全に多くの自治体が乗り出している。先行事例として山守人の活動は知られるが、今回は都市計画公園の再生という点で静岡や三重などから市町村担当者が視察に訪れている。財政難で手入れが不十分な都市計画公園を抱える多くの自治体が、MTBを活用した再生の発想と手法を高く評価しているという。(平尾孝)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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