
世界的なメモリ(RAM)供給不足の影響で、米Appleが「Mac Studio」および「Mac mini」のカスタマイズオプションから大容量メモリ構成を相次いで削除していることが明らかになった。
日本のAppleオンラインストアでも、これまで選択可能だった大容量メモリ構成が、「在庫切れ」や「一時注文停止」として表示されるのではなく、製品の構成メニューから完全に削除されている。
Mac Studioでは、M3 Ultra搭載モデルを巡り、2026年3月に最上位の512GBユニファイドメモリの提供が終了し、上限が256GBへ引き下げられたばかり。今回のさらなる変更により、選択可能なメモリ容量は最大96GBへと大幅に制限されることとなった。
同様に「Mac mini」でも上位構成の削減が進行しており、M4 Pro搭載モデルでは最上位の64GBオプションが消滅。M4搭載のベースモデルでも32GB構成がなくなり、現在は16GBまたは24GBのみの展開となっている。
なお、Appleは先週、Mac miniのベースモデルから256GB SSDオプションも削除しており、最小構成モデルの価格改定(実質的な値上げ)も行っている。
メモリ構成の削減は、AIサーバ向けハードウェアの需要急増に伴う世界的なメモリチップ不足が原因とみられている。
Appleのティム・クックCEOは26年度第2四半期(1〜3月期)決算で、Mac miniおよびMac Studioの需給バランスが取れるまでには数カ月を要するとの見通しを示している。また、今後メモリコストが大幅に上昇するとの予測から、同社が供給を確保するために構成オプションを集約している可能性も指摘されている。