
ITフリーランス向け案件検索サイトを運営するINSTANTROOM(東京都渋谷区)の調査で、生成AI(人工知能)に月額1万5000円以上を支払うITエンジニアが前年の約2.7倍に増加したことが明らかになった。
生成AIの有料プランを利用しているエンジニアは全体の60.2%を占めた。課金額の内訳は「月2000~4000円」が20.0%で最も多く、以下「4000~8000円」(12.4%)、「1万5000~3万円」(9.8%)と続く。
月額1万5000円以上を支払っているエンジニアの割合は21.0%で、前年の7.8%から約2.7倍に増加。特に「月5万円以上」の利用者も6.0%に達した。
有料プラン利用者の割合は前年の57.8%から60.2%と微増にとどまった一方、1人当たりの課金額が上昇している傾向が浮き彫りとなった。
INSTANTROOMは背景について「月3000円ほどの生成AIサービス単体での利用から、トークン消費(処理する情報)が大きいClaude CodeなどのコーディングエージェントやAIエージェントの普及、複数サービスの併用が進み、月1万5000~3万円規模の上位プランが必要になる場面が増えた」と分析している。
利用しているAIサービスでは「ChatGPT」が74.8%で最多だったが、前年の97.5%から22.7ポイント減少した。一方、「Gemini」は72.1%、「Claude」は57.1%となり、いずれも前年から利用率を伸ばした。特にClaudeは前年から21.8ポイント増加している。
AI開発支援ツールの利用状況では「Claude Code」(49.0%)、「Codex」(26.2%)、「Cursor」(16.9%)が上位を占めた。調査は5月21~31日、ITエンジニア435人を対象にインターネットで実施された。