
7月22日、都内で行われた『abc presents RIZIN LANDMARK 15 in HIROSHIMA』(7月18日開催、広島グリーンアリーナ)の対戦カード発表会見後、榊原信行CEOが囲み取材に応じた。大会の冠スポンサーとなった株式会社abcと、ボクシング3階級4団体統一王者テレンス・クロフォードとのジョイントベンチャー「Crawford Production Japan(仮称)」について、RIZINとの共闘の可能性について質問が飛んだ。
今月14日に発表された同社は、クロフォードが共同設立者となり、格闘技を通じたIPビジネスでアジアにおけるTKOグループ(UFC・WWE運営会社)を目指す。既にRIZINファイターの平本蓮が国内PPV事業のアドバイザーに起用されており、今回の囲み取材で榊原CEOは「われわれとして求められること、ご協力できることがあるのか、というところからだと思います」と慎重な姿勢を示しつつも、連携の可能性を否定しなかった。
テレンス・クロフォードは米国ネブラスカ州オマハ出身の38歳。2023年7月にエロール・スペンス・ジュニアを破り、ウェルター級で史上初の4団体統一王者に輝いた。その後スーパーウェルター級に転じ、2024年8月にはイスラエル・マドリモフを下して同級でも王座を獲得。現在はTKOグループとの契約を巡る訴訟など、ボクシング界以外への事業拡大にも意欲を見せている。
abc社とクロフォードが新設する合弁会社は、日本を拠点に格闘技イベントのプロモーションや選手マネジメント、映像配信などを手掛ける計画。平本蓮の起用は、日本の格闘技ファンへの認知拡大とPPV販売ノウハウ獲得が目的とみられる。榊原CEOは「まずは彼らが何をやりたいのかをしっかり聞いた上で、RIZINとしてできることを考えたい」と述べ、具体的な協業の有無は今後の協議次第と語った。
一方、『RIZIN LANDMARK 15』では、すでに発表されたカードに加え、今後の追加対戦も注目される。榊原CEOは「この大会を皮切りに、夏の大きなイベントへつなげていきたい」と抱負を語り、クロフォード氏との協業が実現すれば、日本の格闘技シーンに新たな波をもたらす可能性がある。