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アニメ聖地巡礼のパン屋「サンエトワール」 チョココロネ求めて絶えぬファン

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Aiko Yamamoto
経済 - 19 6月 2026

東京都文京区関口にある「江戸川橋地蔵通り商店街」は、明治初期から地元に親しまれてきたが、アニメ「BanG Dream!」をきっかけに注目を集めるようになった。この商店街で理事長を務める野村幸枝さん(71)が営むパン屋「サンエトワール」には、東南アジアなど海外からも観光客が訪れる。

東京メトロ有楽町線江戸川橋駅から徒歩5分ほどの場所にある「子育地蔵尊」は、明治初期に神田川の氾濫で流れ着いたとされる。商店街はこの地蔵を中心に十字状に広がっており、野村さんは先代の両親のもとこの地で育った。

「商売のことを学んでみたかった」と語る野村さんは商業系大学を卒業後、大手証券会社の本店営業を経験。社会人4年目に「やっぱり店頭で人と接する商売をやるほうが楽しい…」と退職し、家業を継いだ。以来40年以上、自らパンを焼き続けている。

サンエトワールが世界から注目されるきっかけは平成29年のアニメ「BanG Dream!(バンドリ!)」の放送だ。劇中に登場するキャラクターの実家のパン屋のモデルではないかと、ファンが殺到。現在も外国人を含む多くのアニメファンによる「聖地巡礼」は絶えず、劇中歌に登場するチョココロネを指名買いする人が後を絶たない。

当初は需要を読めず、「お客さんが来るって分からず普段通りの数しか作っていなくて、全然足りないこともありました」と野村さんは振り返る。現在は、日本武道館での関連ライブの日程を事前に確認し、多めにパンを焼いてファンの手に届くようにしている。

全国的に商店街を取り巻く環境は厳しい。大型店の進出やネット通販の台頭、経営者の高齢化と後継者問題など課題が山積する。令和2年から地蔵通り商店街振興組合の理事長を務める野村さんもこれらの問題に直面している。

特に悩ましいのが街路灯の老朽化だ。交換には高額な費用がかかるといい、「何から手を付けていいのか、全く分からない」と野村さんはこぼす。商店街の振興活動に参加する人も年々減少し、各店舗の経営だけで手いっぱいで、チェーン店の参入も増えている。

現在、振興組合で活動するのは約10人。商店街を世代を超えて継承するためには、商店街全体が結束して盛り上げていく必要があると野村さんは考える。

新型コロナウイルス禍でも地蔵通り商店街の客足は大きく減らなかったが、「これからどうなるかは分からない」と野村さん。灯を絶やさぬため、組合は独自の取り組みを続けている。

平成22年から始めた「地蔵の横丁便」は、買い物代行やお手伝いをするサービスで、週に約40~50件の利用がある。また、幅広い世代に知ってもらうため、地元の小学生に商店街を見学する機会も設けている。

定期的なイベントも街を盛り上げる。10月末の「ふるさとまつり」には毎年約5千人が来場。毎月第4日曜のフリーマーケット「青空市」は出店希望が殺到する。節分やハロウィーンには子どもたちの歓声が響く。

「楽しいと思ってやらないと商売なんて長く続かない。そうじゃないと今ごろきっと廃業している」と語る野村さん。訪れる人にも商店街で喜んでもらいたいと願い、「『ここに来たら楽しい買い物ができるよ』ということを広く知ってもらえたらいいな」と笑顔を見せた。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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