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ヤマハ発動機販売は18日、モトクロス競技用モデル、クロスカントリー競技用モデル、キッズバイクの2027年モデル計12モデルを一挙発表し、9月25日より順次発売する。
モトクロス競技用「YZシリーズ」の2027年モデルは7機種・9モデルを展開する。目玉となるのは『YZ250F』で、8年ぶりに全面刷新された。
YZ250Fは「All we make for your FASTER」をコンセプトに、新開発249ccエンジンを搭載する。全域での出力向上とトルクアップにより、扱いやすさを大幅に高めている。
吸気側バルブ駆動をフィンガーフォロワー式ロッカーアーム式に変更し、高回転化を達成。レブリミットは2026年モデル比で700r/min、圧縮比は13.8から14.1に向上した。吸・排気バルブのコッター部にはWPC処理を施し、強度を高めた。
クラッチはYZ450Fと同様の油圧式を採用。連続走行でもミートポイントが変化しにくく、レース中の調整が不要でライダーの負担を軽減する。
フレームはYZ450Fと同一のメインフレームを採用し、高いスタビリティとコーナリング性を両立。前後サスペンションもYZ450Fと同一コンポーネントを使用し、YZ250F専用セッティングを施した。
リアブレーキはディスク小径化(Φ240→Φ220)、キャリパーピストン小径化(Φ25.4→Φ22.7)、マスターシリンダーピストン小径化(Φ11.0→Φ9.5)などにより、システム全体で180g軽量化を実現している。
『YZ85LW』『YZ85』は、エンジンと車体の細部をアップデートした。エンジンにはモトタッシナーリ製リードバルブ「VFORCE-4R」を採用し、全域でのドライバビリティを向上させている。
エアフィルター吸気口を2026年モデル比で拡大(Φ75→Φ85)し、フライホイールマスも増大(Φ60.0→Φ79.5)。パワーバンドの拡大によりクラッチ操作やシフト回数が減少し、イージーライドを実現する。
YZ85は、ドリブンスプロケットの丁数を2026年モデル比で変更(46T→47T)し、走行性能を向上させた。
フレームはフロント・アンダーエンジンブラケットおよびリアアームブラケットの形状や板厚を変更し、操縦安定性と信頼性を向上。フロントホイールベアリングをオイルシール付に変更して防錆性を高めるなど、メンテナンス性も改善した。
これらの改良により、全域での扱いやすさ、乗りやすさを向上。ランニングコストの抑制とイージーメンテナンスを実現し、ユースライダーの育成に貢献する。
全モデルにレーシングブルーをベースとした疾走感のあるグラフィックを採用。『YZ250F』と『YZ125』には、海外のファクトリーマシンのカラーリングイメージを再現した「Monster Energy Edition」も設定する。
モトクロスモデルの価格は、YZ450Fが118万2500円、YZ250F Monster Energy Editionが100万1000円、YZ250Fが97万9000円で、9月25日または10月23日発売。
YZ250は80万8500円、YZ125 Monster Energy Editionは78万1000円、YZ125は75万9000円で発売される。
YZ85LWは59万9500円、YZ85は58万8500円、YZ65は51万1500円で、いずれも9月25日発売。
クロスカントリー競技用「YZシリーズ」の2027年モデルは4機種を展開。注目は『YZ450FX』で、2026年モデルの『YZ450F』をベースに、エンデューロ/クロスカントリー向けに最適化された。
YZ450FXはカムプロフィールはそのままにバルブタイミングを変更し、吸排バルブのオーバーラップを小さくすることで低回転時のトルクを抑え、スムーズな出力特性を実現した。
ACMローターの外径を2026年モデルの95mmから97mmに拡大して慣性マスを増やし、低回転時の粘り強さを獲得。ドリブンスプロケットも50丁から51丁に変更し、低速走行時に充分な加速力を発揮しながらシビアなスロットル操作を不要とした。エンスト発生も低減し、極低速走行時の安心感を高めている。
YZ450Fと同様の油圧式クラッチを採用。クラッチスプリングやスプリングセットの高さを変更し、レバー操作荷重をYZ450F比で15%低減した。連続走行でもミートポイントが変化せず、ロングライド時のライダー疲労を軽減する。
エンジン懸架ブラケットは、フロント側のサブブラケットの形状を変更し、リア側は左側を新作してYZ450Fより2.0mm薄肉化。これにより低中速域での最適な車体剛性を発揮する。
サスペンションは前後ともYZ450Fと同一コンポーネントを採用しつつ、国内専用セッティングを施した。初期から中間域の作動性を向上させ、ウッズライディングを中心とした低中速域での快適な乗り心地と高速域での安定性を両立している。
YZ450Fと同一のリアブレーキシステムを採用。キャリパー形状とピストン径の変更、ブレーキディスクの小径化、ブレーキホースの材質変更などで軽量化を達成しつつ、コントロール性と操作性を向上した。ディスクの小径化は悪路走破性の向上にも寄与する。
標準装着タイヤを2026年モデルのDUNLOP MX33からDUNLOP AT82に変更し、踏破性を向上。リアタイヤは双方向ローテーション機能を備え、幅広い路面に対応する。前後合計で600gの軽量化も達成した。
クロスカントリーモデルは全車に鮮やかなレーシングブルーをベースとしたYZファミリーのカラーリングを採用。ホワイトをメインとするモデルロゴがアグレッシブで若々しいスタイルを際立たせる。
価格はYZ450FXが126万5000円、YZ250FXが100万6500円、YZ250Xが81万9500円、YZ125Xが77万円で、9月25日または10月23日発売。
キッズ向けファンバイクPW50は、空冷2ストローク49ccオートマチックエンジンを搭載する2027年モデル。上級オフロードレーサー『YZシリーズ』とのリレーションを図り、鮮やかなレースブルーをベースに疾走感のあるグラフィックを組み合わせたカラーリングを採用した。ホワイトをメインとする明るいモデルロゴがアグレッシブで若々しいスタイルを際立たせる。
PW50は体重25kg以下の子ども向けオフロード入門モデルで、1980年の初代モデル登場から40年以上続くロングセラーだ。スロットルの簡単操作で走るオートマチックエンジン、扱いやすい軽量・小柄な車体、メンテナンス負荷の少ないシャフトドライブ、自転車と同じ操作の左右レバー式ハンドブレーキを特長とする。価格は24万7500円で9月25日発売。予約は「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて2026年6月18日から11月29日(Monster Energy Editionは8月31日)までの期間限定で受け付ける。