国内技術で犬の遺骨から宝石供養 ペット博出展で注目

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Mika Nakamura
経済 - 16 May 2026

遺骨から人工ダイヤモンドを作る技術は日本でも20年ほど前から知られているが、海外発注で費用と時間がかかる印象が強かった。そんな中、国内で遺骨から人工鉱石モアサナイトを生成する新技術が開発され、「リヴナイト」として販売が始まった。

犬の供養を主力に5月に千葉市で開かれた「ペット博」に出展。3日間で約1200人がブースを訪れ、遺骨を託す繊細な商品だけに慎重な声も聞かれた。

「ご遺骨や毛でつくる宝石」の看板の下、見本の指輪をのぞき込む女性の姿があった。販売代理店を担うLIVENTの三上力央社長は「リヴナイトの光の屈折率と分散度はダイヤモンドを上回る。耐久性も高く、アクセサリーとして身に着ける提案もしている」と説明した。

価格は直径4ミリで19万8000円、プラチナ指輪加工で31万円から。従来の人工ダイヤモンドは高温高圧法で製造され、米国やスイスの企業が有名だが、価格は100万円超が主流だ。「リヴナイトはより多くの人の選択肢になる」と三上社長は語る。

遺骨から炭素を得てケイ素や溶媒とともに密閉・加熱し、核から結晶を育てる技術は3年前、千葉県船橋市の鉱物研究者が開発。商業化のパートナーとして、リベントが手がけた。必要な遺骨量は直径4ミリで10グラム、7ミリで15グラム。テスト販売を昨年始め、39件を受注している。

柴犬2頭を連れたコンサルタントの女性は「ダイヤと比べて現実的な値段。技術の発達で思い出が残せることを知った。形見として乳歯を取っている」と話した。

洋犬2頭の20代女性は「生成過程の情報が少なく不透明。大切な遺骨を預けるには信頼や納得感が大切」と指摘。家には代々十数頭の遺骨があり、「宝石にしたら小さくなるか。でもアクセサリーにして落としたらショック」と親子で話した。

厚生労働省によると都道府県別の犬登録件数は東京都が最多で55万9千頭。神奈川、愛知、大阪、埼玉と続き、大都市圏のペットビジネス市場の潜在力を示している。「手厚く弔いたいという方が多い」と三上社長はニーズを語る。

東京都新宿区の主婦は義母の葬儀をきっかけに、長年自宅に祭っていたミニチュアダックスフント2頭の遺骨でリヴナイトを作った。

「箱を開けたとき輝きがすごくて、えっ!? 息子にはこの宝石を私の骨壺に入れてと伝えている」。アクセサリーとして身には着けず、厨子に安置。「今の3頭も10歳を超え、主人と覚悟しておこうと。そのとき多分またお願いする」と語った。

自分より先に死ぬとわかっていながら、なぜ人はペットを飼うのか。根源的な問いが浮かぶ。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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