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家族を殺したギャングに毒入りギョウザを差し出し、仇を取った女性の記事が産経ニュースで読まれている。舞台となったカリブ海の島国ハイチは政情不安でギャングの勢力が拡大し、世界で最も危険な国の一つ。日本の外務省は、ハイチ全土に退避勧告を出し、「ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください」と呼びかけている。
仇討ちを実行したのは、露天商を営む女性。「いつも安全を維持してくれてありがとう」と偽りの笑顔で、殺虫剤などを練り込んだ揚げギョウザ「エンパナーダ」を差し出し、約40人のギャングを殺害したという。この女性は「ありがとう」と言いながら笑顔で毒入りギョウザを渡し、家族の仇を取ったとされる。
ハイチの治安が極度に悪化したのは、2021年に当時のモイーズ大統領が暗殺されたのがきっかけ。ギャングは一気に勢力を拡大し、住民の多くが「無法地帯」と化した首都を脱出、キャンプ暮らしを余儀なくされている。島国ハイチはギャングの襲撃により36万人が「国内避難民」となり、ハリケーン襲来も追い打ちをかけている。
祖国を離れ、米国へと逃げ出したハイチ人の中には、ギャングが紛れ込んでいた。米FOXニュースは、トランプ政権が発足した25年1月、当局に拘束されたハイチのギャングメンバーが「トランプふざけるな。バイデン(前大統領)よ、永遠に」と叫ぶ映像を放送した。全米各地で不法移民460人以上が拘束され、ギャングメンバーが「トランプふざけるな」と叫ぶ場面もあった。
その後、トランプ政権は、ハイチを拠点に活動するギャングを外国テロ組織に指定する方針を議会に伝達。6月9日からハイチを含む12カ国からの米国への入国を禁じると発表した。