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新素材「NAGORI」採用のシャープペンシルが生む、陶器のようなひんやり感の秘密

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Haruki Sato
経済 - 30 5月 2026

トンボ鉛筆が3月に発売した0.5mmシャープペンシル「FUMI」(税込み2200円)は、筆者が今年最も衝撃を受けた文房具だ。機能面では標準的な仕様だが、手にした瞬間に「新しい」と実感させる、異例の持ち心地を実現している。

この新感覚は、筆記具の軸素材としては初採用となる三井化学の新素材「NAGORI」によるもの。同社の有志プロジェクト「そざいの魅力ラボ MOLp(モル)」から生まれたNAGORIは、陶器を思わせるひんやりとした温度と、サラリとした質感を備え、従来の筆記具にはない触感をもたらす。

万年筆の世界では、樹脂、エボナイト、ベークライト、象牙、セルロイド、天然木など、軸素材へのこだわりが強く、メーカーも多様な素材を製品化してきた。近年は木軸のシャープペンシルが人気を集め、高級ボールペンではアルマイト加工やステンレス切削など高度な工業技術を用いた軸も登場している。

FUMIを使い続けるうち、筆者は無意識に他の筆記具よりもこのペンを手に取る頻度が増えた。その理由は、高級万年筆に限らず、日常使いの文房具にも「気持ちいい軸」という価値基準が存在することを、この製品が教えてくれたからだ。

手で触れて使う道具だからこそ、素材の好みは人それぞれであり、機能性や生産性など考慮すべき点も多い。現在のボールペンやシャープペンシルの主流であるプラスチック樹脂は、成形が容易で安価、滑らかな感触も悪くなく、デザインの自由度が高く、着色発色も向上しており、軸素材として十分な実力を備えている。

個人の好みとしては、万年筆軸ならエボナイトが最も書きやすい。ゴム由来の柔らかな当たりと、手に吸い付くようなグリップ感は唯一無二だ。漆塗りならなおさらだが、磨き上げただけのエボナイト軸の感触も捨てがたい。ただし、独特のゴム臭さと、コーティングなしの場合に白濁する点が玉に瑕だ。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、ITmedia NEWSの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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