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地方に眠る古民家や廃旅館、スキー場の別荘が、日本人には「無価値」と見なされる一方、海外の投資家や観光客には「宝の山」に映っています。なぜ、外国人は空き家や中古物件を高額を惜しまず買い求めるのでしょうか。その眼差しの背景に迫ります。
オーストラリア人投資家は、築100年以上の古民家を約6000万円で購入しました。彼らは日本の伝統的な建築様式や静かな田園風景に強い魅力を感じ、リノベーション後に宿泊施設として運営する計画です。「日本には世界に誇るべき文化財が数多く眠っている」と、現地の不動産仲介業者は語ります。
中国人グループは、廃業した老舗旅館を買い取り、高級リゾートへと再生させました。彼らは日本の温泉や食文化に加え、手つかずの自然環境を評価。購入価格は相場の倍以上でしたが、「東京のマンションより価値がある」と主張します。
外国人投資家が空き家に注目する理由は、単なる物件価格の安さだけではありません。日本独自の「わびさび」の美学、観光需要の高まり、そして円安による割安感が相まって、投資リターンが期待できると見られています。また、行政の補助金や税制優遇措置も後押ししています。
一方、日本の自治体や地域住民は、急増する外国人購入に複雑な心境です。空き家問題の解消につながる一方、地域コミュニティの維持や景観保護の面で課題も浮上。今後はルール作りや情報発信の強化が求められています。