
糖尿病治療薬「マンジャロ」のダイエット目的での使用やSNSでの無許可販売が問題となる中、上野賢一郎厚生労働相は6月5日の閣議後記者会見で、「一般にマンジャロを個人間で売買することは違法だ」と指摘し、「法違反に対しては厳正に対処していきたい」と述べた。
上野氏はさらに、「マンジャロは、2型糖尿病のみを効能効果として承認されており、それ以外で使用された場合の安全性、有効性は確認されていない」と説明。「適用外で使用された場合は、思わぬ副作用につながる可能性も否定できない」と強調し、適正使用を呼び掛けた。
大阪府警は2日、許可なくマンジャロを販売したとして、医薬品医療機器法違反容疑で大阪府や奈良県の22〜35歳の男女3人を書類送検した。
東京都薬務課もSNS上での売買に対する監視を強めており、無許可販売は「医薬品医療機器等法に違反する」として、「直ちに販売を中止して下さい」とXで注意喚起している。
厚生労働省は、医薬品の適正使用を徹底するため、引き続き監視と啓発活動を強化する方針だ。国民は医師の処方なしに医療用医薬品を入手しないよう注意が必要である。