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来日中の国連のグテレス事務総長は20日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、トランプ米政権による国連分担金の未払いについて、分担率上位の日本や中国に対し「米国の割り当て分を支払うよう求めるつもりはない」と述べた。
国連予算には各種機関の運営などに充てる通常予算と平和維持活動(PKO)の予算がある。グテレス氏は、米国の未払い分は通常予算とPKO予算で計30億ドル(約4770億円)を超えると説明。資金不足によりPKO部隊の規模を25%削減するなど国連活動の「規模縮小を余儀なくされた」と述べた。
その上で、トランプ政権への名指しは避けながらも、代償を払うことになったのは「国連が支援しようとしていた人々だ」と批判した。
グテレス氏は12月末で任期満了を迎える。ロシアによるウクライナ侵略が始まった2022年以降は、国連安全保障理事会で、常任理事国のロシアとウクライナを支援する米欧が対立し機能不全が浮き彫りとなった。グテレス氏は「危機を引き起こしたのは、国際法に違反し、安保理で権利(拒否権)を行使して自国の責任を免れようとする大国だ」と述べた。
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