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トランプ米大統領が、かつて「盟友」と称したイタリアのメローニ首相に対して、SNS上で再び打撃を与えるような投稿を行った。トルコで7日開幕する北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を前に、トランプ氏は「接近禁止命令が必要」と発信し、両者の関係悪化が鮮明となった。
この投稿は、笑顔でトランプ氏を見上げるメローニ氏の写真の上に書き込まれている。6月にフランス・エビアンで開催された先進7カ国首脳会議(G7サミット)後の両者の応酬を踏まえたものとみられ、トランプ氏はメローニ氏をさらに挑発する意図があると分析されている。
G7サミット後、トランプ氏はイタリアのテレビ番組で「彼女はどうしても私と一緒に写真を撮りたがった。気の毒だった」とメローニ氏を揶揄。これに対し、メローニ氏がSNS動画で「作り話だ」と不快感を示すと、トランプ氏は「何度も要求を受けた」と主張を正当化し、メローニ氏は国内での支持率向上を狙って両者の友情を有権者に示そうとしているとの持論を展開するなど、激しい応酬が続いている。
メローニ氏は欧州で「親トランプ派」であることを政治の切り札としてきたが、米国が2月にイラン攻撃を開始した後、両国関係はこじれた。イタリア政府は米軍機の国内着陸を拒否したほか、メローニ氏は米国が要求する国防費増強に慎重な姿勢を示しており、政策面での隔たりが深まっている。
トランプ氏は先月末、NATOのルッテ事務総長が訪米した際、「イタリアには失望した」と発言しており、今回のSNS投稿はNATO首脳会議を前にした対立のさらなる激化を示すものだ。両者の確執は、今後のNATO内の結束にも影響を及ぼす可能性がある。