t>

日本やトルコなどの国際共同研究チームは7日、トルコ南部に位置する洞窟「ウチャーズリⅡ」で、ネアンデルタール人と現生人類(ホモ・サピエンス)両方の化石を発見したと発表した。この発見は、米科学アカデミー紀要に報告された。
化石が見つかった地層の年代はそれぞれ異なるが、出土した石器や道具などの遺物分析から、両種が同じ地域に同時期に生息し交流していた可能性があるという。
研究チームは、洞窟内で約4万7000年前から約7万7000年前にわたる地層を発掘。約5万9000年前の地層を境に、それより古い層からネアンデルタール人2個体、新しい層から現生人類3個体の化石を発見した。
この境となった約5万9000年前は、現生人類がアフリカ大陸からユーラシア大陸へ本格的に進出した時期と一致する。一方、ネアンデルタール人は約4万年前に絶滅したとされる。
研究リーダーは「同じ洞窟内で両種の化石が異なる地層から見つかったことで、時間的・空間的な重なりが示唆される」とコメント。今後のさらなる分析で、直接的な交流の証拠が見つかる可能性があるという。