
俳優の伊藤健太郎と中田秀夫監督が4日、都内で行われたWOWOWの連続ドラマ『コンサルタント―死を執筆する男―』(6月7日スタート、毎週日曜後10:00、全6話)の完成報告会に参加し、作品の完成度の高さをアピールした。
中田監督は、主人公の伊崎耀を演じた伊藤について「実は撮影前に全部ナレーションを録らせてもらった。なかなかいい感じで、それが芝居の助けになった」と感謝。しかし「役のパーソナルな部分が非常に深くダークになった。もう1回、録ろうか、となった。伊藤くんもさすがに全部じゃないと思っていたと思うけど結局、全部になった。ナレーションだけで4時間だった」と苦笑いで明かした。伊藤は「びっくりしました。全部行くんだ、と。なかなかの量だった」とぼやきつつ、「演じきってからのナレーションは違うと思います!」と自信を見せた。
本作は、韓国作家イム・ソンスンによる小説『コンサルタント』を原作としたダークサスペンス。ミステリー小説家志望の冴えない男・伊崎耀が、謎の組織“カンパニー”に引きずり込まれ、“完璧な暗殺シナリオ”を執筆する「暗殺専門コンサルタント」として生きていく姿を描く。
原作は、英国推理作家協会(CWA)主催の世界的ミステリー文学賞「ダガー賞」翻訳部門の最終候補にもノミネートされた話題作。韓国のU+tvでの配信も決定しており、日韓で注目を集めている。
平凡だった主人公が次第に“死を執筆する男”へと変貌していく過程も見どころで、伊藤は「(ナレーションの)録り直しによって、役の深みが増した」と作品の完成度向上を強調していた。