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英国で7日、統一地方選挙が一斉に実施される。事前の予想では、スターマー首相率いる与党・労働党が歴史的大敗を喫する一方、右派ポピュリスト政党「リフォームUK」や左派「緑の党」などの野党勢力が大きく躍進するとみられている。スターマー氏は更迭されたマンデルソン前駐米大使の任命責任を問われて窮地に立たされており、選挙後に辞任圧力が一段と強まる可能性がある。
選挙は、首都ロンドンを含むイングランドの136地方議会で約5000議席が争われるほか、スコットランドとウェールズ両自治政府でも議会選挙が実施される。北アイルランドでは今回は行われない。
選挙専門サイト「ポールチェック」が各種世論調査をもとに算出した予想では、労働党は2022年の前回選挙から1164減の1139議席に落ち込む見通し。国政最大野党の保守党は563減の667議席に後退する。
一方、リフォームUKは1401増の1470議席に躍進が見込まれるほか、緑の党も456増の640議席になるとしている。中道の自由民主党も121増の828議席になるとした。
2024年7月の総選挙で14年ぶりに政権を奪還した労働党は、懸案の物価高対策で有効な手段を打ち出せなかったほか、マンデルソン問題への対応の不手際で有権者の失望を招いた。保守党も総選挙での惨敗後、党勢回復に至っていない。
これら2大政党に代わり求心力を高めているのがリフォームUKだ。同党は移民政策の厳格化を掲げ、2025年5月にイングランドの24地方議会の議席が争われた選挙では、2大政党を抑えて議席を伸ばした実績がある。
今回の選挙でリフォームUKは、保守党が強いイングランド東部のエセックスやサフォークなどの州議会で過半数を獲得すると予想されるほか、労働党の強固な地盤とされてきた中部の旧工業地帯でも伸長が見込まれている。
緑の党は、親パレスチナや富裕層への増税、再生可能エネルギーへの転換などの政策を主張。ロンドンや中部マンチェスターなどの都市部で、スターマー氏を見限った左派の労働党支持層や若者、イスラム教徒らの取り込みを進めている。
投票は7日午後10時(日本時間8日午前6時)に締め切られ、一部が即日開票される。大勢判明は8日午後(日本時間同日深夜)となる見通しだ。