
北朝鮮による拉致被害者で平成14年に帰国した蓮池薫さん(68)が26日、京都府城陽市内で講演し、参加者約400人に「日本の世論として北朝鮮に圧力をかけていけるよう、思いを共有してほしい」と訴えた。
昭和53年に帰省先の新潟県柏崎市内で拉致された蓮池さんは北朝鮮での生活を余儀なくされ、平成14年に帰国。その後、拉致被害者の帰国は実現していない。
蓮池さんは拉致問題解決に向けた協議を北朝鮮が拒否していることや米国、韓国の態度の変遷ぶりなどを指摘し「日本が主導権を握り、北朝鮮の非核化を達成しなければ拉致問題は解決しない」と強調。拉致問題当事者らが高齢となってきたことにも触れ「拉致問題は解決していないと声をあげる若い人が少しでもいればいい。事態を動かすためできることをしようという思いを共有してほしい」と呼びかけた。
講演後、産経新聞の取材に応じた蓮池さんは高市政権の拉致問題に対する取り組みについて「解決に向け積極的な姿勢で情報収集などに知恵を絞ってくれ期待は大きいが、結果は厳しく見守っていきたい」と話していた。
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