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連日の猛暑、酷暑で「食事の準備に火を使いたくない」「冷房が効きにくいキッチンに長時間立ちたくない」という「こんろキャンセル(離れ)」の動きが注目されている。この消費者の「あつさを避けたい」思いに食品メーカーやコンビニ大手が応えた、冷たい水を注ぐだけで完成する新商品が人気となっている。
日清食品が20日に期間限定で発売した「冷しカップヌードル」が好調で売り切れる店舗が続出している。冷蔵庫で冷やした水を注ぎ5分待つと完成する。原材料の配合比率を工夫し、冷水でも短時間で均一に戻る麺を実現した。熱湯はカップが対応しておらず厳禁だ。ラインナップは「ピリ辛キムチ味」と「鶏塩レモン味」の2種類で、希望小売価格はそれぞれ307円。
ファミリーマートもカップに入ったフリーズドライの「冷や汁」を6月末から販売している。冷水を注ぐだけで、本格的なだしのうまみとみそのコクを楽しめるのが特徴だ。22グラム入りで販売価格は160円。担当者は「塩分や栄養を補給でき、暑さ対策メニューとしても適している」と胸を張った。
こうした「こんろキャンセル」に対応した商品は、調理の手間を省くだけでなく、暑いキッチンに立つ時間を減らす効果も期待されている。特に在宅勤務が増えた現代では、昼食の準備を簡単に済ませたいという需要も追い風となっている。
大手メーカー各社は今後も猛暑に対応した商品開発を進める方針で、消費者の「火を使いたくない」というニーズはしばらく続くとみられる。冷たい水だけで完成する手軽さが、新たな食習慣として定着する可能性もある。