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サントリーは4日、主席ブレンダーを務め、厚生労働省が卓越した技能者をたたえる「現代の名工」に今年選ばれた輿石太(こしいしふとし)さん(62)による初の報道向けセミナーを、同社の「山崎蒸溜(じょうりゅう)所」(大阪府島本町)で開いた。輿石さんは、ウイスキーの品質を高めるブレンダーの仕事へのこだわりを語った。
ブレンダーには、ウイスキーの原酒の持つ個性の見極めなど評価▽原酒をブレンドしたレシピの決定▽将来の販売計画などを考慮した原酒の在庫管理-という主に3つの業務がある。輿石さんは毎日のようにテイスティングを行い、どんなレシピにするかを議論しているという。
この日は、普段は限られた社員しか入れない「ブレンダー室」が報道陣に公開された。原酒サンプルが円卓に並べられたテイスティングの場所▽ブレンドを繰り返し主席ブレンダーがレシピを決める場所▽試作品を検討するバーなどを紹介した。
同社に所属するブレンダーは約10人。輿石さんは「ブレンダーはチームで活動することが大事。それが美味品質の見極めや向上につながる」などと語った。
輿石さんは長年ウイスキーづくりに携わり、原酒のブレンド技術に高い評価を受けてきた。今回の「現代の名工」選出を受け、同社では「今後のウイスキーづくりへのさらなる貢献が期待される」としている。