
特撮ドラマ『宇宙刑事ギャバン』で主人公の一条寺烈(ギャバン)を演じた俳優の大葉健二(おおば・けんじ)さんが5月6日、治療を行っていた病院で死去したことがわかった。71歳だった。娘で声優・俳優の新葉尚(しんば・なお)が公式X(旧Twitter)で父を悼み、悲しみの胸中を明かした。
新葉はXに「父、大葉健二が5月6日に治療を行っていた病院にて永眠いたしました」と報告。続けて「生前、父を愛してくださり、沢山の応援の言葉をかけてくださったファンの皆様そして関係者の皆様、この言葉では決して伝えきることができないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」と感謝の意を綴った。大葉さんは長年にわたり多くのファンに支えられてきた俳優人生を歩んだ。
大葉健二さんは1970年代から80年代にかけて活躍し、1982年放送開始の『宇宙刑事ギャバン』で一世を風靡。特撮ヒーローの新たなジャンル「メタルヒーローシリーズ」の先駆けとして、変身シーンや決め台詞「蒸着!」で子供たちの心を掴んだ。その後も『宇宙刑事シャリバン』『宇宙刑事シャイダー』などシリーズを牽引し、日本特撮史に燦然と輝く功績を残した。
新葉は追悼の投稿で「きっと父なら、悲しみに暮れる私たちを見て『泣くな!』と言うでしょう。だから私は、父の背中を追いかけて、これからも前に進みます」と強い決意を表明。父から受け継いだ役者魂を胸に、自らの芸能活動を続ける姿勢を示した。多くのファンからは「ギャバンは永遠です」「ありがとう大葉さん」と追悼の声が相次いでいる。
大葉さんの葬儀は近親者のみで執り行われる予定。特撮ファンや業界関係者からは、その功績を称える声が後を絶たず、昭和から令和まで3世代にわたって愛された俳優の死を悼む動きが広がっている。新葉は「父が歩んだ俳優人生を、どうか温かく見守っていただけますようお願いいたします」と呼びかけ、ファンへの最後のメッセージを伝えた。