
いすゞ自動車は6月9日、大型観光バス『ガーラ』の一部改良モデルを発売した。今回の改良では、先進安全機能と運転支援機能を大幅に強化するとともに、12速AMT(自動変速機)を新たに採用。エクステリアデザインも刷新され、安全性と快適性がさらに進化した。
観光バス業界では、安全運行の維持やドライバー人材の確保が重要な課題となっている。改良新型では、出会い頭警報、左折巻き込み警報、車線変更警報を新たに搭載。加えて、標識認識システム、標識連動型車速制御システム、ドライバー異常時対応システム(EDSS)など、多彩な先進安全機能を装備している。
交差点や市街地、高速道路といったさまざまな運行シーンにおいて、周辺状況と走行状態の把握を支援し、ドライバーの認知・判断・操作を総合的にサポートする。さらに、可変配光型LEDヘッドランプを採用し、夜間走行時の視認性と被視認性の向上を両立した。
パワートレインについては、A09Cエンジンと12速AMTの組み合わせに統合。2ペダル操作によりドライバーの運転負荷を軽減し、優れた省燃費性、静粛性、快適な乗り心地を実現している。また、トランスミッション協調制御付流体式リターダーの採用により、高い制動性能も発揮する。
エクステリアデザインは、フルモデルチェンジ以来初となる大幅な変更を実施。フロントとリヤ部分の形状を変更し、上質感と存在感を高めながら空力性能を向上させた。ヘッドライト、リヤコンビネーションランプ、コーナリングランプをすべてLED化し、視認性と被視認性の向上を両立している。
快適性の面では、エントランスおよび運転席周辺のカラーコーディネートを刷新し、インテリアデザインを見直した。乗客にとって快適で上質な移動空間を提供することを目指している。
ラインアップはスーパーハイデッカーとハイデッカーの2種類のボディを展開し、貸切や高速路線など多様な運行ニーズに対応する。いすゞ自動車およびUDトラックスは5月25日、大阪南部エリアを対象に販売活動を開始している。