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セリエAとコッパ・イタリアを制し、今シーズン国内2冠を達成したインテルが、30日、4人のベテラン選手との契約満了に伴う退団を正式に発表した。退団するのは元スイス代表GKヤン・ゾマー(37歳)、イタリア代表DFマッテオ・ダルミアン(35歳)、同フランチェスコ・アチェルビ(37歳)、オランダ代表DFステファン・デ・フライ(33歳)の4名。いずれも2025-26シーズン限りでクラブを去ることになる。
GKゾマーは2023年夏にバイエルン・ミュンヘンから完全移籍で加入。身長183センチとゴールキーパーとしては小柄ながら、卓越した反射神経とセービング技術で正守護神の座を射止め、3シーズンで公式戦通算139試合に出場した。安定したパフォーマンスでチームの守備を支え、インテルファンの信頼を集めた守護神の退団は、ファンにとっても大きな惜別となろう。
ダルミアンは2020年10月、パルマ・カルチョから買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。ウイングバックとしてのプレーに加え、3バックの一角でも起用され、そのユーティリティー性を遺憾なく発揮。在籍期間は約5年半、通算218試合に出場し、チームの黄金期を支えた功労者の一人だ。
アチェルビは2022年にラツィオから買い取りオプション付きのレンタルで加入。初年度からレギュラーに定着し、翌夏に完全移籍へ移行。通算148試合で5ゴール5アシストを記録した。経験豊富なセンターバックとして、守備の要としても活躍した。また、デ・フライは2018年にラツィオからフリートランスファーで加入。クラブ通算296試合に出場し、2019-20シーズンにはセリエA最優秀DF賞に輝いた実績を持つ。現在はギリシャのパナシナイコスへの移籍が取り沙汰されている。
インテルは今季、シモーネ・インザーギ監督の下で安定した戦力を誇ったが、ベテラン選手の一斉退団により、来季の守備陣は大幅な再編を迫られることになる。特にゾマーの後釜として、トッテナムのグリエルモ・ヴィカーリオやアストン・ビラのエミリアーノ・マルティネスといったビッグネームが候補に挙がっており、今後の移籍市場の動向が注目される。クラブは来季も連覇を狙うだけに、的確な補強が求められそうだ。