
ウクライナ国防省は17日、2022年2月のロシアによる侵攻開始以来、最大規模の攻撃を首都郊外のモスクワ州などで実施したと発表した。16日夜から17日朝にかけ、多数の無人機で各地を攻撃。ロシアが13~14日に大量の無人機やミサイルでウクライナ各地を攻撃したことへの報復措置としており、応酬が激化している。
モスクワ州と西部ベルゴロド州の両当局によると、この攻撃で少なくとも4人が死亡した。このほか、モスクワ州でインド人労働者1人が死亡したとするインド大使館の情報もある。
ウクライナはロシア領内の石油関連施設などへの長距離攻撃を拡大させているが、民間人の被害も出ており、両国の緊張が高まっている。
ウクライナの情報機関、保安局(SBU)によると、攻撃対象はモスクワ州にある複数の石油関連施設や米国の制裁対象企業のほか、ロシアが実効支配する南部クリミア半島にある軍用飛行場や対空ミサイルシステム。ロシア国防省はウクライナの無人機計586機を撃墜したと発表した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、声明を発表し、ロシアに対する大規模攻撃は「完全に正当だ」と主張した。(共同)