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トランプ米大統領は30日、次期司法長官にトッド・ブランチ司法長官代行を指名した人事案を一時的に撤回する可能性を交流サイト(SNS)で表明した。トランプ氏支持者を救済する基金計画を問題視する与党共和党議員2人が人事案に反対。30日に予定した委員会採決が延期され、本会議での承認が見通せなくなっている。
反対した2人はコーニン上院議員とティリス上院議員。トランプ氏の支持を得られなかったため、11月の上院選に出馬せず、来年1月に退任する予定だ。
トランプ氏は「私に政治生命を絶たれた」ため、人事案に反対していると不満を表明。選挙を経て新しい議員構成となる来年1月以降にブランチ氏の人事案を上院に再び提案すれば承認されると訴えた。
対立の原因は、2021年の議会襲撃事件で訴追されたトランプ氏支持者らを念頭に計画された救済基金の取り扱い。基金はトランプ氏が納税申告書の流出を巡り内国歳入庁を相手に起こした訴訟の和解条件とされたが、超党派の議員の反発を受けて司法省は撤回に追い込まれた。
この背景には、トランプ氏の支持者救済を目的とした基金が司法省の公正性を損なうとの懸念が党内にくすぶっている。来年1月の上院再構成後も、本件が政権運営に影を落とす可能性がある。