t>

味の素AGFは21日、主力のインスタントコーヒー「ブレンディ」のポーション(希釈)タイプと人気キャラクター「ポムポムプリン」がコラボした4日間の期間限定カフェ「ポムポムポーションCAFE」を六本木ヒルズ(東京都港区)に開いた。
ブレンディポーションは近年、売上が増加。担当者は「人気のポムポムプリンとコラボすることで、特に若年層の女性顧客を獲得したい」と意気込む。
カフェには1人目の来店者として、同社のCMに出演する女優の榮倉奈々さんが訪れた。
コラボカフェでは、コーヒーや紅茶といった4種類の「アイスポーション」のフレーバーを、誕生30周年を迎えるポムポムプリンのメッセージ入りの特別カップで提供する。
〝店長〟姿のポムポムプリン、親友の「マフィン」と一緒にソファに座って写真を撮れるフォトスポットなども用意されている。
アイスポーションを試飲した榮倉さんは「美味しい。家族もみんな飲んでいる。ポーションで夏の楽しみが一層楽になった」。コラボカフェについては、「フォトスポットがたくさんあるので、家族や友達との思い出作りにすごく良い」と話した。
味の素AGFコンシューマービジネス部の德永理紗主任は、「これまでリーチできていなかったユーザー層を獲得していきたい。若い世代や子供がいるファミリー層などに対し、手軽なポーションは嗜好品であるコーヒーの入り口になるポテンシャルがある」と話した。
全日本コーヒー協会の2024年度の「コーヒー需要動向調査」によると、ポムポムプリンの主要なファン層の一つである18歳から24歳の女性は最も飲用頻度が低い。一方で、女子中学生と女子高校生の飲用頻度は高いことから、18歳以上の女性の間で需要が眠っているとの見方がある。
ブレンディのポーションは2002年に発売を開始。牛乳や水を注ぐだけで手軽に本格的なコーヒーや紅茶などが味わえる手軽さが支持され、近年、売上が増加している。19年からは通年販売を行い、現在はコーヒーや紅茶に加えて、苺オレといったフレーバーも展開している。
個包装需要の高まりに加え、2025年5月から放映の榮倉さんを起用したCMの効果もあり、25年度のブレンディポーションの売上は前年比160%と伸長した。国内ではコーヒー消費量が減少傾向だが、ポーション市場は成長しており、各社がしのぎを削る。ネスレ日本は「アイスブレンド」、UCCグループは「上島珈琲」のブランドでポーションタイプの商品を展開している。德永氏は「競合他社とともに市場を盛り上げていきたい」と述べた。味の素AGFでは、夏のアイスコーヒーシーズンを前に、榮倉さん出演のCMと、それをオマージュしたポムポムプリンのCMをテレビ放映して販売拡大を目指す。(西山諒)ポムポムポーションCAFEは入場無料。来店には、特設サイトから事前の予約が必要となっている。24日まで六本木ヒルズのヒルサイド2階で期間限定で営業する。