t>

ペットが突然、心肺停止状態に陥った場合の対処法を学ぶ講座が、大阪市内で初めて開催される。主催するのは、ペット防災の普及に取り組む「日本ペットBLS防災学会」(東京)だ。同団体は心肺蘇生法などの民間資格を創設。これまで約2万人が認定証を受け取っており、海外からも問い合わせがあるほど需要は高まっている。
同講座では、犬や猫の心肺蘇生(そせい)法を実践的に学べる。ペットが倒れた際、まずは名前を呼びかけながら「誰か来て」と周囲に助けを求める。揺さぶっても反応がなければ、呼吸の確認に移る。この初期対応が生死を分けるという。
呼吸が確認できない場合は直ちに心臓マッサージを開始する。犬や猫は骨格が小さく、強い圧迫で骨が折れると肺を傷つけ、救命率が低下する。そのため、マッサージを施す場所や押す力加減には細心の注意が必要だと専門家は強調する。
特に最初の2分間の対応が極めて重要とされる。この“ゴールデンタイム”に適切な処置が行われれば、蘇生の可能性が大きく高まる。講座ではダミー人形を用いて、正しい手技を繰り返し練習するという。
ペットを家族の一員として迎える家庭が増える中、災害や急病への備えへの関心も高まっている。日本ペットBLS防災学会の担当者は「飼い主が正しい知識を持てば、救える命がある。ぜひ多くの人に受講してほしい」と話している。