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SEATTLE, WASHINGTON – JULY 06: Charles De Ketelaere #17 of Belgium celebrates after scoring his team’s first goal during the FIFA World Cup 2026 Round of 16 match between USA and Belgium at Seattle Stadium on July 06, 2026 in Seattle, Washington. (Photo by Alex Grimm/Getty Images)【サッカーキング】ワールドカップの舞台で、物議を醸す決定が下された。アメリカ代表FWフォラリン・バログンは前戦で一発退場となったが、国際サッカー連盟(FIFA)が出場停止処分を猶予する異例の決定を下した。トランプ米大統領がFIFA会長に電話を入れ、見直しを求めたことも明らかになっている。対するベルギーはこの裁定に猛反発し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴を検討したが、試合は予定通り行われた。
FIFAワールドカップ2026・ラウンド16が6日に行われ、開催国アメリカ代表とベルギー代表が対戦した。スタジアムは完全なアウェイの雰囲気に包まれる中、ベルギーが立ち上がりに先制に成功する。9分、レアンドロ・トロサールのクロスのこぼれ球をニコラス・ラスキンが拾ってゴール前に折り返し、最後はシャルル・デ・ケテラーレが難なく押し込んだ。
アメリカはグループDを2勝1敗で首位通過し、ラウンド32では数的不利に陥りながらもボスニア・ヘルツェゴビナ代表を撃破している。その試合で一発退場したエースのバログンは、FIFAの異例の裁定によりこの日もスタメンに名を連ねた。対するベルギーは2戦連続ドローと不安な船出となったが、グループG最終節で5-1と快勝。ラウンド32では2点差をひっくり返し、ベスト16に駒を進めている。
ケヴィン・デ・ブライネとジェレミー・ドクをベンチスタートとしたベルギーは、完全アウェイの中で立ち上がりに先制に成功した。試合の主導権を握ったベルギーだったが、アメリカも反撃に出る。31分、バログンが獲得したFKをマリク・ティルマンが直接狙うと、壁に当たったボールがネットに吸い込まれ、最初のシュートで試合を振り出しに戻した。
しかし、ベルギーもすぐさま勝ち越しに成功する。失点からわずか2分後、左サイドへの大きな展開からトロサールが柔らかいクロスを供給し、デ・ケテラーレが打点の高いヘディングシュートを叩き込んだ。前半は1-2で終了。アメリカは何度か敵陣ゴールに迫ったが、ネットを揺らすことはできなかった。
後半はアメリカが良い入りを見せた中、57分にベルギーが貴重な追加点を奪う。最終ラインからのロングフィードに反応したデ・ケテラーレがGKマット・フリースにプレッシャーをかけてミスを誘発すると、こぼれ球をハンス・ヴァナケンが無人のゴールに蹴り込んだ。67分にはドクとロメル・ルカクというカウンター時に脅威となる選手を2枚投入し、アメリカの攻撃を跳ね返していく。
大声援を背に反撃を試みたアメリカだったが、追撃の1点を奪えぬまま、90+3分にはベルギーのルカクがダメ押しの1点を叩き込む。試合は1-4で終了。カナダ代表、メキシコ代表に続き、開催国はラウンド16で全滅となった。一方、完全アウェイで勝ち切ったベルギーはベスト8進出を果たした。
この試合後も、バログンの出場停止猶予問題は大きな波紋を広げている。UEFAは声明を発表し、「前代未聞で理解しがたく、正当化できない決定に対し、強い憤りを表明」と非難。FIFAはベルギーからの異議申し立てを「受理不可」扱いにしており、ベルギーはCASへの提訴を検討している。
一方、ベルギーの準々決勝進出に加え、同日行われたスペイン対ポルトガル戦ではスペインが後半ATに決勝弾を挙げ、35戦無敗を維持。W杯6試合連続無失点は史上初の快挙となった。準々決勝ではベルギーとスペインが対戦することになる。
物議を醸したこの問題について、アメリカ代表指揮官は「歓迎すべきだと思う」とFIFAの裁定を支持するコメントを発表。一方で、トランプ大統領がFIFA会長に電話を入れ、異例の介入を行ったことも明らかになっており、サッカー界の政治介入を懸念する声も上がっている。
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ベルギーは現地時間10日に行われる準々決勝でスペイン代表と対戦する。完全アウェイの中で勝ち切った強さを見せたベルギーが、無敗を誇るスペインを相手にどのような戦いを見せるのか、世界中の注目が集まっている。
【得点経過】0-1 9分 シャルル・デ・ケテラーレ(ベルギー代表)、1-1 31分 マリク・ティルマン(アメリカ代表)、1-2 33分 シャルル・デ・ケテラーレ(ベルギー代表)、1-3 57分 ハンス・ヴァナケン(ベルギー代表)、1-4 90+3分 ロメル・ルカク(ベルギー代表)