t>

ミャンマー親軍政権の大統領を務めるミンアウンフライン氏は6日、隣国タイの首都バンコクを訪問し、アヌティン首相と会談する。東南アジア諸国連合(ASEAN)が主要会議への首脳や閣僚の出席を認めない中、タイが仲介役として復帰を後押しする意向を示しており、同氏はタイとの連携を強める方針だ。
ミャンマーでは2021年に国軍がクーデターで実権を握り、民主派を排除した総選挙を経て、今年4月に親軍政権が発足した。ミンアウンフライン氏は前国軍総司令官の経歴を持ち、6月にはインドと中国、7月にはラオスを訪問。国際社会に政権の正統性をアピールしようとしている。
ASEANは、ミャンマー国内で少数民族武装勢力などとの武力衝突が各地で続いている状況を深刻に懸念し、同国に対して「暴力の停止」などを求めてきた。しかし、対話再開に向けて対応を軟化させる動きも出ている。
7月12日にはタイが非公式の外相会議を開催し、ミャンマー親軍政権の外相がクーデター後初めて対面で出席した。今回の首相会談も、こうした流れを受けたものとみられる。
タイはミャンマーと国境を接し、経済的・人的な結びつきが強い。親軍政権側にとっても、ASEAN内部に理解者を増やすことは国際的な孤立を和らげる重要な機会となる。今回の首脳級対話が、今後のASEAN復帰への道筋を左右しそうだ。