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メガバンクが、かつて見向きもしなかった中小企業の「決済口座」の囲い込みに動いている。狙いは、金利上昇で重要性が増した預金の獲得だ。
「従業員20人未満、年商1億円台がボリュームゾーンになっている」。こう話すのは、昨年5月に中小企業向けのデジタル金融サービス「トランク」を開始した三井住友銀行の責任者。
トランクは、最短翌日の口座開設や安価な振込手数料、補助金検索機能、請求書処理から支払いまでを自動化するサービスなどを備え、開始から1年間で7万口座を獲得した。
企業の決済口座には売上金や仕入れ代金などの資金が滞留するため、ここを押さえればまとまった預金を継続的に取り込める。同行はトランク開始から3年間で30万口座、預金3兆円の獲得を目指す。
その切り札が「AI」だ。AIを活用したサービスが競争力を高める鍵となっている。