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大阪・関西万博が大盛況のうちに幕を閉じてから約10カ月。関西は万博のレガシー(遺産)をどう生かし、次の成長へとつなげるかの段階に入っている。日本生命保険副会長の三笠裕司氏(62)は、保険会社の経営中枢を歩みながら、関西経済同友会代表幹事として「万博後の関西」発展のために提言を続けている。三笠氏に、関西の現状や同友会として力を入れていることなどを聞いた。
「日本生命としては、大阪ヘルスケアパビリオンに『人生ゲーム』を出展しました。海外のパビリオンの評判もよく、『万国博覧会』らしい万博になったと思います」と三笠氏は振り返る。レガシーの活用については「経済界と国、自治体でつくる未来創造会議があり、経済界と行政が方向性を共有している。万博で示された再生医療や次世代モビリティーなど、関西が得意な分野をしっかりとやっていくことが重要です」と話す。「あれだけの万博の熱をどう冷まさないようにするか考えることが、自分のテーマだと受け止めています」と力を込めた。
1970年の大阪万博後、関西は長期低迷を経験した。今回はその二の舞を避けたいところだ。三笠氏は「大阪ではさまざまなインフラが70年万博を一つの目標に開発されてきましたが、そこから50年が経過して老朽化している。このため、JR大阪駅前の再開発など、いろいろと動き出している」と指摘する。「街のリニューアル時期と万博開催の時期がちょうど一致した。万博の熱が去った後も、大阪が再び低迷に向か