参院決算委でAI議論、松野氏が「ターミネーター」の恐怖に警鐘、片山氏は中国対抗へ加速

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Yuki Tanaka
政治 - 08 6月 2026

8日の参院決算委員会で、片山さつき財務相と日本維新の会の松野明美氏が、米新興企業アンソロピックによる最新人工知能(AI)「クロード・ミュトス」など最先端AIを巡り議論を交わした。松野氏は映画「ターミネーター」を例に挙げてAIへの恐怖心を語り、片山氏は「中国が(最先端のAI技術に)追いつくのに例外なく半年から1年」と述べて対応を急ぐ考えを強調した。

松野氏は論戦で、「AIの進歩にかなり驚きというか恐ろしさを感じている」と切り出した。元陸上五輪代表という自身の経験を踏まえつつ、人型ロボットが中国・北京での今年4月のハーフマラソンで人間の男子世界記録である57分20秒を7分近く上回るタイムで走ったことを紹介しながら、「1年前はかなり遅かった。2時間、1年前よりも短縮している」と指摘した。

AIがチェスや将棋で人間を上回る能力を示すようになった頃、「マラソンだけは決してAIは人間に勝てない」と断言していた自身の予想を覆す技術の進展に「驚きというよりも、これ以上AIが進んだらどうなるんだろうという恐ろしさを感じている」と述べた。

セキュリティー上の脆弱性を見つけ出す能力が格段に高いことから金融庁も対策を急いでいるミュトスについても、「強すぎて一般公開できない、賢すぎて怖いというぐらい」と不安を隠さなかった。「敵か味方か分からない、味方のほうがもちろんいいが、敵になった場合は世界中がパニックになると聞いた。飛行機にも乗れない、パソコンは使えない、水道、電気、自分の口座からいつの間にか他の人の口座に不正送金されることがある。人間を上回る脆弱性発見能力を備えている」と述べ、「私たちはピンときていない。恐ろしさというか重大さを教えてほしい」と求めた。

片山氏は答弁で、「金融機関が重要インフラ機能を担う今のような立場として、脆弱性が自分のシステムにあるという情報を早く知ったら、パッチといってそれを直すための適応を最短の時間でやらないと、その間に入られてしまうと、そこから破られてインシデント、アクシデントが発生してしまうので、そうならないための備えが今まで以上に重要になるということは確かだ」と述べた。

その上で、日本政府と一部金融機関がミュトスのアクセス権を取得するなどといった政府の取り組みを説明し、「フロンティアAIへの対応が他国に劣後することが決してないように、つまり預金者や金融の利用者をしっかりと守れるようにスピード感を持って進めていくというのがわれわれのミッションだ」と強調した。

一方、松野氏が語るAIの脅威については「フロンティアAIは穴を発見するとほぼ同時に、あまり時間差を置かずに対処方法も発見する。穴があったよ知らないよ、ということではない」と述べた。「悪い人にオープンになった場合には一番可能性がある犯罪はやはり窃盗だ。我々が最初に防備を固めなければいけないということで、リスクを最小化するために最善を尽くしている。怖いだけが取り柄ではないというか、いい意味での利用方法はかなりあるなということも考えている」と語った。

これに対し、松野氏は重ねて「私はどちらかというと怖さを感じた」と述べた。「例えばマラソンだって、ヒューマノイド型のフィジカルAIの方がはるかに速くなった。こういうことが進んだ場合、人間がコントロールできないようなAIとかが出てきたらどうするんだろう。人間を上回るAIが出てきた場合、AIがAIをコントロールするようになっていくのではないか。『ターミネーター』とか昔あったが、それ以上の世界がもしかしたら生まれてくるのではないか。想像力が豊かなのでいろいろ考える」と語り、片山氏に見解を求めた。

片山氏は「私も理系ではないから、ご意見にお答えできるのに適当かどうかは分からない」とした上で、「今の時点で、AIでなければ防げないAIの穴発見器ができた」と説明。「しかも今までの経験でいくと、米国の先端企業でこれができてから、中国が追いつくのに例外なく半年から1年。あちらさんはオープンソースにし、万人に知れ渡る。われわれは対応しなければならない。それが過酷な現実だ」と強調した。また、「米国の場合は、恐ろしい武器のようなものを作る会社が出てくる半面、必ずライバル会社が複数あって、全部の言うことを聞いていると見えてくるものがある。そうしたところもいかしながら、金融庁は大きいところ(金融機関)から小さいところまで全部所管しているから、最終的にはきっちり守れるように頑張っていきたい」と述べた。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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