
奈良県田原本町は今月1日から、町役場の窓口対応時間を従来の午前8時半~午後5時15分から午前9時~午後4時半に短縮した。県内では奈良市や生駒市などが窓口対応時間の短縮を実施しているが、県内27町村では初めての取り組みとなる。
同町では過去に残務処理で残業になるなどしており、職員の働き方改革として開始した。電話対応の時間も同様に短縮され、7月末までを実証期間とし町民の反応をみたうえで本格実施するか判断する。一方、粗大ごみや学童保育所の退所などオンライン申請を可能にしており、町民の利便性に配慮した。
同町町長公室の中辻勇室長は「残業時間の短縮につながり、職員の労務管理上プラスになる」と話している。
県内自治体では窓口対応時間の短縮が広がり、奈良市が昨年2月、生駒市が同9月、香芝市が今年2月に開始した。橿原市は市役所分庁舎「ミグランス」で昨年7月から試行し、今月1日から同分庁舎で本格実施に切り替えた。
田原本町はこの実証期間中の町民の声を反映させ、本格実施の判断を下す方針だ。職員の業務負担軽減と住民サービスの両立を模索する動きとして、他の町村への波及も期待されている。