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第175回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日午後、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。芥川賞候補は、いずれも3回目のノミネートとなる小砂川チトさん(36)や鈴木涼美さん(42)ら5作品。直木賞候補は山本周五郎賞受賞の蝉谷めぐ実さん(33)、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さん(47)ら5作品が選ばれている。受賞作決定を前に、候補者の歩みと作品を紹介する。
芥川賞候補の小砂川チトさんは岩手県盛岡市生まれ。平成2年生まれの36歳。前回「家庭用安心坑夫」、前々回「猿の戴冠式」に続く3度目のノミネートだ。今回の候補作「ゾンビ回収婦」(群像5月号)は、人工知能(AI)が進化した社会で失業した主人公が、ゲームのVR空間で破壊されたゾンビの部位を拾う物語。人間の存在意義や原始的な承認欲求を描き、話題を呼んでいる。
同じく芥川賞候補の鈴木涼美さん(42)は、前回の候補作に続く3度目のノミネート。その他の候補者も含め、5作品はいずれも現代社会の複雑なテーマに切り込んだ力作が並ぶ。選考会では、各候補の文体や独創性が激しく議論されるとみられる。
直木賞候補では、蝉谷めぐ実さん(33)が山本周五郎賞受賞の実績を引っ提げて登場。オードリーの若林正恭さん(47)は、お笑い芸人としての経験を生かした独自の筆致で注目を集めている。他の候補者も含め、各作品はエンターテインメント性と文学性の高い内容が評価されている。
午後の選考会では、各委員の熱心な討議を経て栄誉が決まる。受賞作は夕方以降に発表される予定で、読者の関心は高まるばかりだ。候補者のこれまでの歩みと、それぞれの作品の魅力を改めて振り返る。