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11月の米中間選挙の連邦上院選で、東部メーン州の民主党候補グラム・プラトナー氏が8日、選挙戦からの撤退を表明した。不同意性交疑惑などの醜聞が相次ぎ伝えられ、党内の支持を完全に失った。与野党の勢力が拮抗するメーン州を上院多数派奪還の重点区と位置付ける民主党には痛手で、新たな候補選びを急いでいる。
プラトナー氏はカキ養殖業者で、労働者階級出身を強調し、民主党主流派を公然と批判していた。党内の急進左派から期待を集め、6月の予備選では主流派候補を撤退に追い込んで勝利していた。本選では与党共和党の現職スーザン・コリンズ氏との接戦が見込まれ、同州の議席争いは注目されていた。
プラトナー氏はX(旧ツイッター)に投稿した動画声明で疑惑を改めて否定。自身の出馬を望まない「既存の支配層」が告発を利用し、撤退圧力をかけてきたと主張し、党主流派を厳しく批判した。一方で、疑惑の詳細や裏付けについての具体的な説明は避けた。
米メディアによると、メーン州法の規定で民主党は7月27日までに新たな候補を決定する必要がある。州民主党は指名大会を開くと発表したが、日時や場所は明らかにしていない。党内では急遽、代替候補の選定作業が進められている。
民主党にとって、この混乱は中間選挙の流れに悪影響を与える可能性がある。特にメーン州は激戦区であり、共和党候補のコリンズ氏が強みを生かす機会となる。民主党は迅速な立て直しを迫られている。