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近江鉄道が創立130周年を迎え、16日に彦根駅(滋賀県彦根市)で記念式典が開かれた。藤井高明社長や三日月大造知事らが出席し、テープカットや記念ヘッドマークを装着した列車の出発式を行った。同社は少子化による沿線人口減少を受け、「人や地域をつなぎ、町の元気を盛り上げるパートナーを目指す」としている。
近江鉄道は明治29(1896)年に創立。明治31年に彦根-愛知川(現在の愛荘町)で開業して以来、路線を延伸し、現在は県内東部の約60キロを結んでいる。しかし、路線の長さなどから鉄道事業を単独で維持することが困難となり、一時は存続が危ぶまれていた。
県や沿線自治体との協議の末、近江鉄道は令和6年度から、沿線自治体が線路や駅などを保有し鉄道会社が列車の運行を担う「上下分離方式」に移行。その後、黒字化を達成している。
式典で藤井社長は「地域の暮らしを支える事業者として努力を続ける」とあいさつ。三日月知事は上下分離方式を「自治体の努力とともに鉄道会社も収益を上げる、全国にも誇れる新しいモデルを作りつつある」と評価した。同県東近江市の小椋正清市長らも出席した。
駅では創立130周年記念ヘッドマークを取り付けた記念列車がお披露目された。駅長の出発進行の合図とともに、関係者に見送られ米原方面へ出発した。
同社は130周年を記念した新たなキャッチコピー「鼓動、つくる、つなぐ」も発表。バスやタクシーなど鉄道以外のグループ会社とも協力しながら、県内東部域の振興に寄与したいとしている。